Overview
THE CODEとは
成長力が乏しいとされる日本企業の稼ぐ力を高めるにはどうすればよいのか―
その解の一つとして提示されたのが、政府主導で進められたガバナンス改革です。コーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コードが車の両輪となり、企業と投資家が建設的な対話(エンゲージメント)を深める重要性が説かれています。「THE CODE」の名前は、この2つのコードが基となっています。
エンゲージメントの取り組みは、ESGをはじめとする社会課題への意識の高まりもあり、一層進展しています。企業側は自社の存在意義(パーパス)を定め、重要課題(マテリアリティ)を整理し、多様なカウンターパートへの説明をしていくことが求められています。投資家側も株主提案などを通じて企業統治に積極的にかかわる姿勢を見せています。
以前は、アクティビストなどと言うと、敵対的TOBを強引に進めるなどの印象があり、社会的に反感を買うことが多くありました。ただし現在では、中長期的なリターンを目指し、取締役の選任や事業戦略、ガバナンス改革といった提案をする株主アクティビズムが幅広く実施されるようになりました。企業側も前向きに対応するケースが増えています。
THE CODEを運営するアスタミューゼは、世界最大級のデータベースを活用した分析とPhDアナリストの知見により、事業会社においては企業価値の可視化、投資家においては企業価値の発掘の支援をしてきました。また、アクティビストの動きをデータを通じて可視化する試みにも取り組んでいます。
THE CODEのサイトを通じ、様々な情報提供をすることで、企業と投資家の充実したコミュニケーションが促される一助となればと考えております。
※スチュワードシップ責任:顧客、受益者の中長期的な投資リターンの拡大を図る責任